2007-07-23
ニュース
オレオケミカル製品の値上げ
新日本理化は8月出荷分よりヤシ系脂肪酸などオレオケミカル製品全般を値上げする。
ヤシ系脂肪酸が1キログラム当たり30円以上、天然系高級アルコール同30円以上、ステアリン酸同15円以上、界面活性剤(ノニオン、アニオン、両性)同 10~30円、その他各種エステルなどオレオ製品全般を対象に値上げする。界面活性剤については、純分換算、原単位の差により上げ幅が異なる。
植物油脂の相場全般が値上がりしており、パーム油、パーム核油、ヤシ油の価格が大幅に上昇しているほか、海外牛脂相場も高騰している。
国内油脂についてもバイオディーゼル燃料の需要の増加により供給不足が発生している。また原油の高騰により界面活性剤の生産で使用する酸化エチレン(EO)やユーティリティーコストの上昇も激しく、原料をはじめ関連コストアップは既に企業努力で吸収できる範囲を超えており、安定供給を図るためにも価格修正をする。