ポリオレフィン樹脂向け新規結晶核剤「RiKACRYSTA」を新発売
新日本理化は、ポリオレフィン樹脂の成形サイクルタイムを短縮し、射出成形加工の生産能率を向上させる結晶核剤「RiKACRYSTA」を開発いたしました。
汎用プラスチックの1つであるポリプロピレン樹脂は日用品など身の周りで幅広く使用されています。新日本理化はポリプロピレン樹脂の添加剤メーカーとして、プラスチックの機能特性を向上させることに加え、プラスチックが抱える社会課題の解決に貢献すべく、製品の開発を進めてまいりました。
今回開発しました「RiKACRYSTA」は、ポリプロピレン樹脂向け結晶核剤の中でもトップの結晶化速度を誇ります。また、リサイクルプラスチックに配合することで、その強度を向上させることが可能です。お客様における生産能率・品質向上と、社会におけるリサイクルプラスチックの普及という2つの課題解決に寄与できるものと考えております。
また、「RiKACRYSTA」はポリエチレン樹脂への添加においても成形サイクルタイムを短縮できることを確認しており、今後はポリエチレン樹脂への展開も進めてまいります。
RiKACRYSTAの特長※
1. 成形サイクルタイムの向上で、生産能率UPと省エネを実現
・汎用結晶核剤(当社従来品)に比べ2倍以上の結晶化速度で、成形加工時間20%以上の短縮が可能
・成形時間の短縮により、成形時の電力消費を削減
2. 異方収縮性改善による成形品の品質向上
・成形加工直後の樹脂の収縮が等方的で、成形後の歪みを低減
・樹脂のヒケ・ソリなどの変形を低減し、不良品の発生率を低減
3. リサイクルプラスチックの強度向上
・マスターバッチはリサイクルプラスチックにも配合可能
・リサイクルプラスチックの強度向上に寄与
※ポリプロピレン樹脂に添加した結果、当社比
当社は2025年度を最終年度とする中期経営計画において、「環境・社会・人(命)に関わる課題に果敢にチャレンジし、価値創造企業を目指す」というコンセプトを掲げております。今後も引き続き環境負荷を低減させる製品開発に努め、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
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新日本理化株式会社 営業第二部
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